頭痛｜足利市のいしくら接骨院

頭痛は「誰でも一生に一度は経験する」といわれるほど日常的にみられる症状です。
頭痛は片頭痛・緊張性頭痛・群発性頭痛など頭痛そのものが痛みの原因である一次性(機能性)頭痛と、脳出血や脳腫瘍など別な病気に伴い頭痛が出現した二次性(症候性)頭痛があります。
頭痛患者さんの約90％が一次性頭痛といわれています。
いわゆる「頭痛持ち」の頭痛です。

【片頭痛】

月に1～2回から数か月に1回、拍動性でズキズキした痛み、頭痛の前兆症状(閃輝暗点という視覚異常)が存在したり吐き気を伴うことが多い。

頭痛の発作を繰り返すのが大きな特徴ですが、典型的な発作は何となく変な感じがしたり、気分がすぐれないといった予兆とよばれる発作の前触れが起こります。
人によっては視野の一部がキラキラ光ったり、半身がしびれたりします。その後、拍動性でズキズキと痛みはじめます。
吐き気を伴うことも多く、光や音やにおいに敏感になり、頭痛と共にそれらの症状も悪化していきます。

体を動かすのがつらく暗い部屋で休みたいけど学校や仕事があるので休むわけもいかず、頭痛薬でお茶を濁している方が多いのが現状です。
寝不足(あるいは過眠)、月経、ストレスから解放されたとき、天候不順などで発作が多くなる方もいます。

【緊張性頭痛】

毎日から週に２～３回、締め付けられるような痛み、肩こりを伴うことが多い。
典型的には頭の両側が締め付けられるように痛くなり(はちまきで締め付けられるような重く鈍い痛み)、吐き気があっても軽度です。
頭を動かしても頭痛が強くなりません(片頭痛は痛みが強くなる場合があります)。

ほとんどの場合、肩こりを伴うことが多く石のようにガチガチに固くなっている方もいます。
寝込むほどではないが梅雨空のように常にすっきりしない頭痛です。
ストレスや長く同じ姿勢(PC作業など)をとっている場合などは悪影響が大きいようです。

【群発性頭痛】

比較的稀な頭痛ですが、目の奥がえぐられるような激しい頭痛です。
若年～中年の男性に多く、ある時期に集中して起こる(年に数回から数年に一回、発作は30分から2時間ぐらいが連日1～2ヶ月続く)、流涙や鼻水、鼻閉などが現れます。

典型的には深夜に片目がえぐられるような激しい痛みで目が覚めます(のた打ちまわるほど辛く、いつも同側)。
痛みのある側に鼻水や流涙が出たりします。
自律神経症状を伴います。アルコール摂取で発作を誘発する場合もあります。

鑑別にはやはり問診が大切になります。
また症状が混在、併用している場合もありますので注意が必要です。

まず問診により頭痛のタイプの鑑別します。
治療はどこに問題があるのか東洋医学的、構造学的また心理的側面など多角的に状態を診ていきます。

治療法としては手技療法、はり・灸治療、物理療法(電気・機械療法)を状態により組み合わせ経過観察しながら、しっかりとした計画的な治療を進めて行きます。
それにより多くの場合、改善していきます。